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今井家のネコたち

●レニ（女の子）
　私が、女の子で一番年上のレニちゃんです。顔もスタイルもとても良かったんだけど、最近はメタボ気味です。貫禄は十分で、誰が来ても動じません。ほかのネコからも慕われており、とりわけジギーは、私の娘のような存在でいつもくっついてきます。

●ジギー（女の子）
　子供のころはもっとシャムネコのような毛色をしていたのですが、大きくなってタヌキ色になってしまいました。2003年夏にご近所のノラだったお母さんからサバと一緒に生まれました。
　アトリエのお母さんが、幼い私たちがあまりにも可愛いのでそろって家族にしてくれました。まだお母さん以外の人間には怖くて近づけません。

●ポン（女の子）
　1996年のある日、私は茨木市にある絵画塾「ミヤザキアトリエ」の自転車置場に捨てられていました。とても怖く、すっかり衰弱していました。
　でも、そのアトリエで講師をしていた「おかあさん」に拾われて今井家にやってきました。いまでも大へん小心者と言われていますが、小柄で愛らしいので今井家で１番の人気ネコは私かな。
　レニとはとっても仲良し。アルバイトで「おかあさん」の絵のモデルもしています。

●チャコ（女の子）
　2001年の夏やすみ、高槻市内のある高校に捨てられていた６匹の子猫を校長先生が見つけました。
　３匹は他の職員に引きとられ、３匹は校長先生が自宅に連れてかえりました。
　でも自宅では、それまでのネコとあわせて６匹になり大変です。そこで近所の今井家にもらわれたのが私です。やんちゃな性格ですが、今ではアトリエ今井の番頭格で外の世界との外交や自衛の仕事をみんなからまかされています。

●サバ（女の子）
　アトリエ今井のご近所のノラであったお母さんからジギーと一緒に生まれ、今井家で育てられました。まだ、人前には姿を現したことがなく、私のことはあまり知られていません。
　お母さんが「写真を撮ろう」と言ってますが、カメラも怖くて大きくなってからの写真はまだとったことがありません。

●チョビシロ（女の子）
　私は、2007年の春までアトリエの近所に住むノラでした。たくさんの子供も生みました。サバやジギーも私の子供だそうです。でも私には自分の子どもだという認識はありません。子供たちも母親のことは忘れているようです。名前は背中にちょっとだけ白い毛があり、アトリエ子ども教室の子どもたちが「チョビシロ」と命名してくれました。
　最近は、今井家で食事をもらうようになり、玄関先にベッドも作ってもらいました。時々はアトリエの中に入り他のネコとも挨拶をします。でもやはり生活するのには外のほうが気楽です。自由がいっぱいあるし、ボーイフレンドも遊びに来てくれます。もう少し気ままにさせてもらいます。

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